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2007-09-21 00:00
インドとの原子力協力について
西郷 正雄
日本原子力産業協会 担当役
「東アジア共同体構想はインドを受け入れよ」と題する9月19日付けの廣野良吉先生の本欄に対するご投稿を興味深く拝読しました。現在私ども日本原子力産業協会は、日本がインドの産業界と民生原子力分野で協力することについて、その周辺情勢を調査し、協力実施の是非を検討しております。インドについては、核不拡散条約(NPT)に非加盟の上、核実験を実施した経緯があり、原子力協力を進めることについては、相当慎重に取り組むべきであると考えております。最近の米印原子力協力の合意、NPTに加盟しているその他核保有国の対印原子力協力に関する姿勢などを勘案し、インドの将来を見たときの生活基盤向上に向けたエネルギー需要の増大には、エネルギー安全保障、地球環境問題の観点からも原子力平和利用としての原子力協力(大型軽水炉の導入など)が必要ではないかと考えております。
そこで、日印民生原子力協力の重要性を下記のような政治、経済などの多面的視点から評価、整理したいと考えておりますが、廣野先生始め皆様のご意見をお伺いできれば幸甚です。
1.インドがNPTに加盟しないのは、どのような歴史的、地政的背景によるか。
2.インドが核の先制不使用、核実験の自主的モラトリアム、核不拡散の遵守などを宣言しているのは、どのような考え方によるものか。
3.日本の対印民生原子力協力を重要であると結論するに当たって、つぎの諸点をどのように評価すべきか。
(1)親日派の印度との友好関係への影響
(2)世界のエネルギー安全保障への影響
(3)地球温暖化問題への影響
(4)インドの生活レベル向上への貢献度
(5)日本の原子力技術進展への影響
(6)インドの原子力安全(品質管理、規制等)への影響
(7)核不拡散体制への影響
(8)日本国内の経済への影響
(9)日本国民への影響
(10)日本の外交政策への影響
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