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2023-11-01 00:00
最近の日中関係について
真田 幸光
大学教員
中国本土にある日系非鉄専門商社でレアメタル(希少金属)などを担当する中国人社員が中国本土政府当局に拘束されたとの報道が日本のマスコミで流れている。取引先の中国本土企業の中国人社員も拘束されたとも報道されている。中国本土政府は現在、世界の中核的立ち位置にある中国本土のレアメタル産業を厳しく管理していることから、日系商社を通した情報流出が疑われて、捜査、拘束されているとの可能性があると見られている。
今や戦略物資となっているレアメタルに関連した動きであるが、こうした種類の政策は中国本土の動きだけではなく、米英なども同様に取っているものであり、世界経済が閉鎖的に、ブロック主義的になり、更にそれが、領土や資源を巡る対立となりかねない。欧米の対応に対する反発として取られているとも見られている中国本土のレアメタル産業監視、規制であるが、「目には目を歯には歯を」といった姿勢を示すのではなく、世界中が冷静な対応姿勢を示すべきである。しかし、現実はどうであろうか?懸念される。
尚、こうした中、日中関係に関連して、日本の陸上自衛隊と米国の海兵隊による国内最大規模の日米共同訓練となる「レゾリュート・ドラゴン」の一部が10月24日、報道陣に公開された。米国海兵隊の対空レーダーで警戒しながら、陸自が攻撃するなど日米の一体化を象徴する想定であり、内外に示されたものである。
尚、今回は沖縄県が自粛を求めていた陸上自衛隊のオスプレイも訓練に参加している。いずれにしても、中国本土を念頭に置いた防衛力強化の動きである。一方、地元・沖縄県の懸念は更に強まっているとも報告されており、様々な側面からの今後の影響、余波をフォローしていく必要はあろう。
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