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2022-06-27 00:00
(連載1)バイデンのアメリカと意志なき力
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
ロシアによるウクライナ侵攻で、世界が一つではなくなったことを改めて実感させられる。横綱が前頭に容赦のないかち上げを食らわせたような戦いの結果など火を見るより明らかと思われたが、前頭がかなり善戦しており「金星」もありうるとする意見も出始めている。
少なくとも2月24日から今日まで約4カ月継戦できており、他の中小国も「軍事的支援を受けつつ戦意を維持できれば、大国が侵略してきても援軍なしに対抗できる」という希望を持たせる結果になったことは間違いがない。一線を越えるリスクを冒してまでウクライナ侵攻に打って出たロシアは、戦局を有利にするために、外交というもう一つの戦場で「陣取り合戦」を行っている。
ロシアの敗退で盤面がひっくり返るのを望まないのが中国である。「中国はロシアのウクライナ侵攻を非難していない。一方で西側諸国による対ロシア制裁やウクライナへの武器供与を批判。そうした行動を通じて外交面でロシアを支援しているとみられている」(AFPBB News、2022年6月16日)、というのが、一般的な見方だが、日本のメディアでは、中国に対する評価が錯綜しており、深掘りをあえてしない報道が少なくない。中国は表向き、中立を維持するような発信をしているが、中国とロシアが陰に陽に連合した場合なにが起きるかは注意深く洞察していかなくてはならない。
ちなみに、私自身、中国はあまりすきではない。中国人に親しい友達は多数いるし信用もしている。しかし、国家としての中国をまたはその中国の政府を信用できるかといえば、それは「NO」である。逆に中国共産党政府を信用できないという理由で中国人をすべてネガティブに見るというのもナンセンスであると考えている。では、どのような中国人を信用するのかということを聞かれるので、あえて答えておくと、中国人であろうとその他の国の人であろうと「私とした約束を守る」ということが信用の基準になる。もちろんできない時はある、その時に、素直になぜできなかったかの理由まで説明してくれれば、それは約束を守れなくてもよい。逆に、ごまかしたり、隠したりということは信用しない。私の要件はそれだけである。(つづく)
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