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2022-05-31 00:00
(連載1)国際情勢を直視し、岸防衛相は辞任を申し出るべきだ
中村 仁
元全国紙記者
国会の委員会質疑の場で着席のまま答弁するなど、岸防衛相の弱々しい姿を見せつけられるにつけ、日本は激動する国際情勢、軍事情勢を乗り越えられるのかと心配になります。要するに、岸防衛相の体調不良問題は日本の国防意識の感度の鈍さを証明しています。岸防衛相については、5月26日の衆院予算委員会で特別席に着席したまま答弁したことで、体調不安説が一気に加速しました。それ以前からも「目も虚ろ、舌がもつれる」、「右足をひきずるように杖を使って歩行」「靖国参拝でも杖をついていた」、「よろけて車のトランクに手をついた」など伝えられてきました。
岸田政権は、この問題の扱いに手を焼いてはいるのでしょう。岸信夫氏は安倍晋太郎、洋子夫妻の3男として1959年に生まれました。次男は晋三氏です。信夫氏は後継者のいなかった岸家に、生後間もなく養子に迎えられたという経緯があります。岸田総理は、岸防衛大臣の人事には安倍家と岸家の後継者問題も絡むということもあり、様子見の構えをとっています。しかし、当然ながら国際情勢は日本の政界の思惑と無縁に展開していきます。岸田内閣にはそうした認識がありません。
安倍晋三氏は退陣後の菅政権発足の際、実弟の岸信夫氏を防衛相に押し込みました。安倍氏も防衛相人事を主導した手前、岸氏に「身を引け」といえば、自らの責任に波及します。安倍家と岸家の後継者問題も絡んでいますから、本人の健康状態を理由に簡単には辞められないのでしょうか。
岸氏自身が、防衛相の役割の重さを自覚し、自ら辞任を申し出るのが最も良いと考えます。もし、本人が辞任せず、岸田首相も交代人事に手を付けないということになれば、「日本の防衛相の軽さ」を世界に印象づけることになります。(つづく)
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