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2022-02-24 00:00
(連載1)ウクライナ侵攻で痛感する「力」と「戦う覚悟」
荒木 和博
特定失踪者問題調査会代表
私はウクライナの専門家ではありませんが、今回のロシアのウクライナ侵攻について、間違いなく言えることが1つあります。それは結局力が全てだということです。こちらが強いと思えば相手は戦争をしかけない。弱いと思えばしかける。かつて、ウクライナは、アメリカ・イギリス・ロシアと「米、英、露などによる領土保全などの主権保証と引き換えに核を放棄」する「ブダペスト覚書」を交わしました。今日、その約束事が領土保全の保証にならなかったという現実が明らかになりました。
ウクライナの攻略に際し、プーチンが見極めようと目を凝らしていたのは、ウクライナの核兵器なき軍事力ではなく、アフガンでのバイデン政権の対応でしょう。そして、習近平もウクライナにおけるバイデン政権の対応を注視しているに違いありません。中国は、アメリカを見て、そのあと日本が新しいことを何もしないとわかれば、尖閣、そして沖縄に本腰を入れることは間違いありません。順番としては、その前に台湾が危機に陥るとは思いますが。
今回のウクライナの件を沖縄に当てはめるとこういうことです。沖縄で、沖縄を独立国にしようとする勢力が出てきて、それが中国の支援で力を持ち、日本国、沖縄県を排除して独立宣言する。中国はそれを国家として承認し、その「国」の平和維持のために人民解放軍を派遣する。ウクライナと日本は事情が違うという指摘もあるでしょうが、本質的には同じことです。そのような大戦略を取らなくても、尖閣に限れば日本の統治から引き剥がすことはすぐにでもできるでしょう。それをしないのは、中国が自分の国力の盛衰と国際情勢を見極め期待値が最大になるタイミングを待っているからに過ぎません。
「平和、平和」「憲法九条」と唱える話し合いが好きな人は、せめてロシア大使館の前で在日ウクライナ人の人々と一緒に抗議の声を上げたのでしょうか。その信念に従って、クレムリンに説得しに行ったり、ウクライナとロシアの国境で人間の盾となったりして欲しいものです。そういえば安保法制のときだったか、酒を飲んで理解し合うとか言っていた活動家がいましたが、ウォッカの代金くらいであればカンパしても構いません。それで侵略が防げるなら安い。(つづく)
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