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2021-12-16 00:00
日米開戦から80年、変化する東アジアの国際情勢
鈴木 馨祐
衆議院議員
12月8日で日米開戦から80年目の日を迎えました。約40年前にイラン・イラク戦争やフォークランド紛争、約20年前にアメリカでの同時多発テロがあったことを考えたとき、そして、明治維新から153年目の今年2021年ですが、その折り返しが76年前の1945年であったということを考えれば、日本自体はもちろんのこと、日本の周辺においても、朝鮮戦争以降70年近く戦争が起きていないことは、ある意味で稀有な状況と言っても良いかもしれません。
そうした環境が劇的に変わってしまうかもしれない状況に、今我々は直面しています。80年前戦火を交えた日米両国が、極めて強固な同盟関係を結び、そのことがまさに東アジアの平和や安定の基礎となってきたわけですが、軍拡を続ける中国の軍事的能力と軍事的野心がこの東アジアの平和に暗い影を落としています。そして核兵器の保有を指摘される北朝鮮の存在もまた、東アジアの安全を脅かしています。中国と北朝鮮という軍事独裁国家が脅威を与え続けている今の東アジアの状況は、その両国の指導者が自らの権力を守るために軍事的野心に基づく行動をしかねないという点で、大国の権益がぶつかり合っていた80年前の東アジアの状況以上に深刻です。
今年一月に香港で起こったことや、新疆ウイグル地区で起きていること。以前から様々な国際会議の場で私も中国情勢に関する危機感を各国に伝えてきたところですが、特に今年になり、オーストラリアやイギリス、欧州の国々が、航空母艦の派遣など、中国の脅威や東アジアの安全保障上のリスクに当事者として関与するようになりつつあります。
来年の10月の第20回共産党大会以降、中国による台湾侵攻のリスクが極めて深刻となるとの専門家の分析もある中、南シナ海、台湾海峡、台湾、東シナ海、尖閣、沖縄と、我が国としても自らの安全保障の問題、存立危機事態につながる問題として、価値を共有する国々と共に、中国や北朝鮮の軍事的野心を抱かせないような環境作りが極めて重要になってきます。東アジア・太平洋の平和と安定のために、日米が中心となって各国の連携をより緊密にしていく必要があります。
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