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2021-10-17 00:00
日本人の世間知らず
中山 太郎
非営利団体非常勤職員
作家の豊田有恒氏と評論家の川口マーン恵美氏の著作『ドイツを見習え論が日本を滅ぼすーメルケル後の迷走でEU大波乱⁉』は、中露と馬が合うメルケル、中国への人権問題批判はアリバイに過ぎない、原発事故で常軌を逸していたドイツメディア等極めて興味深い記事が多いが、詳細はどうぞ同書にあたっていただきたい。
知人の外務省の領事事務を担当していた者が述べていたが、日本は以前、査証発給について、特に中国に対し極めて厳しかった。そこで国会議員を通し依頼してくる向きも多かった。査証処理は、国内の諸機関との連絡が必要でそのために多忙を極めることとなる。ある時、米との担当官協議の際にそうした状況をこぼしたら、相手はさも馬鹿にしたように、俺たちも国会議員の申請は、第一優先でやらねばならないが、条件として、こうした申請があったことを公式に名前入りで発表している、日本はそれが難しいのだろうと、さも見下げるように述べていたので頭にきた。ところがある日、彼が腰を低くして、「実はーー」と、次のように述べた。引退しているカーター大統領が日本へ向かっている。それが、旅券なしだということが分かった。我々が空港到着時に、急遽作成した旅券を手交するのでそれで入国させてくれと頼んできた。それ以降、彼は俺たちへ頭が上がらない。カーターは他国の主権など無頓着で時々こうしたボカをやらかすらしい。
豊田氏が書いておられるが、今日本の原発は、燃料棒(使用済み燃料)の処理をあいまいにした「トイレのないマンション」などと宣うが、これは当時カーター大統領が、日本に核の再処理を許すとかならず核武装すると信じ、日米原子力協定で再処理を禁じたからだ。
2010年代の初めごろ、中国で反日デモが吹き荒れた。その頃はまだ今ほどカチガチの統制が実施されておらず、現地の知人経由ネットでその模様を検索していたところ、北京のドイツの自動車会社の販売所に大々的に「日本国土を焦土とせよ、日本国民は皆殺しだ」との看板が掛けられていた。わが日本人は、人権を標榜するとのうわさに騙され、カーターやメルケルのひいき筋が多い。
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