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2021-04-28 00:00
(連載2)潮目の変化を感じる自民党時代
岡本 裕明
海外事業経営者
その点からすると、日本ももっと左傾化してもおかしくないのですが、55年体制を起点に日本経済の発展と共に自民党の発展があり、その後、自民党一党制度に近いものが実態として生まれてしまいました。今回の世論調査でも自民党を支持する最大の理由が「自民党中心の内閣だから」であります。いつもこの世論調査で思うのですが、「自民党の内閣だから」というのは理由になっているのでしょうか。国民はブランドで選んでいてその中身は粗悪品や不良品が入っていても「やっぱり、自民党よねぇ」になっているのです。理由は「だって〇〇党じゃ心許ないじゃない」で一種の商品選びに近くなっているのです。とすればこれは自民に危機感を持っていただかねばなりません。新しいブランドが立ち上がったら国民の目はそっちに向くだろう、ということです。
野党はしばしば分裂するのですが、自民は分裂しません。多分、「体育会系ピラミッド型構造」が構築されているからなのですが、もしも政策的に中道から中道右派で国際派、中間層の被雇用者ターゲットで若手中心のわかりやすい政党が出来たらどうでしょうか。私は一気に流れる気がします。それはいつ起きてもおかしくないと思っています。単なる機運、きっかけ次第だと思います。
自民党にはいわゆる長老政治があり、元〇〇という肩書の人だらけで一家言ある人ばかりです。中国の共産党政治を我々は批判しますが、自民党のスタイルは一面を見れば決して共産党の構造と異にするわけではないのです。一方、国会や委員会での野党の質問は相変わらず与党への批判と叱責が多いのですが、若い野党議員がそんな相手の上げ足を取ることが議員の仕事だと思われてしまうと野党の将来もないな、と思ってしまうのです。
私は上述のような若手主体の新党結成、そこでは超党派でもっと理論武装して未来の日本をよく考えた政党ができればよいと思っています。今回のコロナで思ったのは医師会の暗躍だろうと思います。政党を支持する代わりに医師会の利益を守るための出来レース的なところが見て取れます。なぜ、医師会の人がコロナ専門の代表者として代弁するのかここにグサッとメスを入れたメディアはないかもしれません。怖いですからね。小池さんと医師会の連携もありますから次の都議選も小池さんはうまくやるのでしょう。しかし、それが党利党略のやり方だとしたら今の人はもうついてこないと思います。誰のための政治なのか、誰の利益を守る政治なのか、もう一度考える頃に来たと思います。(おわり)
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