ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2021-04-22 00:00
(連載2)日米首脳会談を受けて思うこと
岡本 裕明
海外事業経営者
まず、ワクチンですがファイザーのブーラCEOと電話会談をしています。多分ですが、アメリカの高官からの後押しもあり、日本へのワクチンの供給のアロットメント(割当)が大幅増になることで調整が進むと思います。日本は他国と違い、現在許可されているのがファイザー社製だけという弱点を持っています。5月にも他の2社(モデルナとアストラゼネガ)も許可される見通しですが、ブランド好きの日本ではファイザー社製が圧倒的に人気の的になるとみています。
日本と中国の関係はどうでしょうか?今回、アメリカおよびその同盟国との関係強化を十分に確認したので中国とはやや雪解け感があったものがまた凍り付くことになりそうです。その場合、中国に進出している日本企業に圧力がかかる点は留意だと思います。政権が明白な態度をとったことは評価でき、習近平氏の来日はしばらくないとみてよいでしょう。これを受けて韓国の二股外交が再び議論の対象となるかもしれません。
これだけ見ると力強さがありますが、個人的には立派な共同声明ながらも、これを実務ベースで進めていく力が今の内閣にあるのかこれは疑問です。正直、今の組閣は弱くて内外へのアピール度も十分ではないと思います。選挙に打って出るのか、ある意味、やるなら今が最後のチャンスかもしれません。ただ今、コロナが最悪の状態で大阪の緊急事態宣言も見えてきている中で解散総選挙を企てれば政治空白を作ることで与党への恨み節は尋常ではないものになります。解散総選挙は国民からのスカンを食うと思います。野党も本望ではないでしょう。
日米首脳会談、無難にこなした、ということかと思います。少なくともバイデン氏の就任100日前で28日に予定される施政方針演説の前に実際に会えた唯一の外国首脳という点ではトランプ/安倍会談を含め、日米関係の維持は言葉以上に強固だと感じています。菅総理は少し肩の荷が下りてパワーアップするかもしれません。今がとにかく脂っこいところ。日本のプレゼンスを会談だけではなく、実利あるものにしてもらいたいと思います。(おわり)
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
東アジア共同体評議会