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2021-04-21 00:00
(連載1)日米首脳会談を受けて思うこと
岡本 裕明
海外事業経営者
日米首脳会談。何はともあれお互いリアルは初対面なので冒頭、行われた自己紹介的な二人と通訳だけのプロローグは20分で通訳の手間を考えると実質10分だったとされます。写真を見ると二人のテーブル上には典型的な北米スタイルのハンバーガーがドンと置かれていますが、結局手を付けなかったとも報じられています。
あの北米スタイルのハンバーガーは食べ方があります。まず、初めにナイフで半分(あるいは更に半分に)に切り、それから手を放さず、一気に食べるのです。途中でやめると必ず崩れて醜くなります。会食のタブーにカニ料理があります。何故かと言えば殻を割るのに一生懸命になり会話が止まるからです。ならば20分しかないこの会談でなぜ食べにくいハンバーガーだったのか、そのセンスのなさには閉口ですが、それはジョークとしましょう。今回の日米首脳会談が何処まで踏み込んだものだったのか、報道と実際には差があるはずですのでそのあたりは多少斟酌しなくてはいけません。以下ポイントです。
日米同盟は今まで二国間という観点でしたがインド太平洋という表現が多々出ていることから明らかに地域の安定平和に変わっています。より広い意味で協業していくことを確認しています。台湾海峡への言及もその枠の中です。次に中国を名指しし、深い懸念を表明したことが上げられます。これは踏み込んだと思います。北朝鮮については非核化についての言及はありますが拉致問題には非常に簡単に触れているだけです。ただ、全体的に北朝鮮問題へのウェイトは小さいように見えます。これは今後、要チェックとなります。
日米関係の深化のために「日米競争力 コアパートナーシップ」を立ち上げ経済、気候変動を含む多岐な分野での提携を進めること、またコロナを踏まえた「ヘルスセキュリティ」の構築も入っています。これは実務ベースでの今後への期待感を込めたものと思われます。オリンピックについては「総理の努力を支持」「競技に参加する日米両国の選手達を誇りに思う」と述べていることからバイデン大統領はブレーキはかけないものの極めてニュートラルで言葉を選んだ感じがします。さて、ここからいくつか、予想をしたいと思います。(つづく)
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