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2020-12-20 00:00
最近の週刊誌、テレビから
中山 太郎
非営利団体非常勤職員
『週刊文春』最新号の12月24日号に、以前の小泉総理の忠実な秘書官として獅子奮迅の活躍をした飯島勲氏が、担当のコラム欄の「激辛インテリジェンス」において、小泉純一郎元首相は依然として原発ゼロを叫んでいるけれど、現実の電力供給をどう考えるかだ。向こう十年、二十年、三十年のエネルギー確保の絵図面を見せないと産業界が困っちゃう、と述べているが彼の意見に大賛成だ。確かに原発ゼロが望ましい。しかし、小泉氏も現役時代にはその推進に力を貸していたのだし、風力、太陽光発電その他の多角化を図るとともに、今後の人類の知恵、テクノロジーの発達を待つより他はないとも思われる。
飯島氏は、小泉氏のご子息の進次郎氏にあえて言うとして、環境大臣は政治家として正念場に立たされた。菅総理が国際公約に掲げた「2050年までに脱炭素社会」の大仕事を閣僚として担うのだからと述べてもいる。そして、「ただ言えばいいっていう小池流は絶対にダメだ」と都知事に手厳しい。筆者の知人が、都のカルチャースクールで英語の授業を取ったところ、その黒人の教師が、自分の簡単なテキストを配りその代金として5千円請求されたとこぼしていた。上がしっかりしないと色々なところでほころびが出てくるものだ。世界の中小国の財政規模以上の資金を持つ東京都が、このコロナ猖獗の中、他の府県を助けるぐらいの仕事をしていかなければならないのだ。思えば小池氏も小泉氏に可愛がられて登用された政治家だった。
同じく12月2日号の『週刊新潮』の対談、佐藤優の「頂上対決」において、加藤康子・産業遺産情報センター長と会談をしている。このセンターは内閣府に開設されたもので、2015年にユネスコの世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産、製鐵・製鋼。造船、石炭産業」を紹介する施設である。これは有意義なことではあるが、プロテスタントの佐藤氏はその対談で、日本人はカトリック教会の植民地主義に鈍感だと述べ、カトリックを攻撃してもいる。一般の日本人は、宗教について無頓着でカトリックもプロテスタントもどうでもよい話だが、筆者のカトリックの知人はカンカンで、「最近佐藤氏はいたるところでカトリックの批判を展開している。かつてヨーロッパにおいて、プロテスタントと激しく争った再演をしているのだ。プロテスタント国たるオランダのインドネシアにおける統治、米のフィリピン統治は植民地主義ではなかったというのか、近代の中国於けるプロテスタントの宣教ぶりが住民の反発を買い義和団事件はじめ激しい抵抗運動が起きたのはご存知の通りだ」と手厳しい。「そもそも佐藤氏は外務省の分析官として活躍されたそうだが、自分行動が犯罪になるのかどうかの分析も出来ずに威張っているのは怪しからん」とまで述べている。
12月19日夜の民放のテレビ番組で、明治神宮について取り上げられ非常に興味深かったが、紹介された写真を見ると何もない荒れ地に、日本全国から樹木の寄贈を受け今のうっそうとした森が出来上がったことには感動した。またその広大な森を8名の担当で工夫した竹箒で、砂利を動かさないようにして、その上に落ちた落ち葉のみ掃き清め、その落ち葉を肥料として森に毎日返してゆくという、たゆみない日々の努力に感銘を受けた。
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