ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2020-11-10 00:00
(連載1)トランプの法廷闘争は大統領選再出馬の布石か
中村 仁
元全国紙記者
米大統領選を戦ったバイデン氏とカマラ・ハリス氏の勝利宣言をテレビで見て、米国の復元力の凄さに感服しました。両氏はオーラに満ち溢れ、演説会場は盛り上がり、「これが米国の裸の姿だ」と思いました。最高権力の座がアドレナリンを生む。オーラではトランプ氏に圧倒されていた地味なバイデン氏が別人のようでした。敗北したトランプ氏は、肩を落として悄然、かれらの姿は好対照でした。政界のアウトサイダーから中道派の重鎮へ振り子は戻りました。
トランプ氏はポピュリストというより、希代のアジテーターと呼ぶのがふさわしい。数々の暴虐、暴言、独断が非難されても、7100万票もとりました。「取り残された人々」は傍若無人の振る舞いを問題視せずに、トランプ氏の支持を続けました。今後もそういう社会構造なのでしょう。そのアジテーターはバイデン氏に敗北することで、米国の持つ政治的復元力の存在を証明してくれました。トランプ氏は大統領選挙戦を目で見て分かる超絶ドラマに仕立ててくれました。役者です。
直接選挙、間接選挙の違いはあっても、密室の駆け引きでトップが決まる日本に失望を感じます。国会審議も日本学術会議の会員任命が焦点になりました。これで厳しさが増す国際社会を生き延びていけるのか。政権交代や政治対立があるから、政治エネルギーは高まる。野中の一本杉か一本松のようでは、風雨に弱く、政治は平凡になる。日本の野党はどうして、こうも非力なのだろうか。
トランプ氏は国際機関、国際協定、同盟国との国際関係を所かまわず、破壊してきました。前例踏襲の打破というより、破壊です。日本の首相がいう官僚組織の縦割り是正、ハンコ廃止と異次元です。バイデン氏について、認知症の疑いがあると指摘する声がありました。勝利演説からは、その気配が微塵も感じられない。記憶がとっさに出てこない高齢者特有の症状を誇張する連中がいたのでしょうか。(つづく)
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
東アジア共同体評議会