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2019-10-02 00:00
(連載2)トランプ氏弾劾調査と大統領選挙
岡本 裕明
海外事業経営者
事実、バイデン氏の今回の疑惑問題とは別に既に一部地域でバイデン氏の人気に陰りが出ていると指摘されています。アイオワ州の世論調査ではエリザベス・ウォーレン氏がバイデン氏をわずかながらリードしたと報じられています。ウォーレン議員はGAFA解体論者の筆頭候補であり、仮に彼女が大統領になろうものならアメリカの代表的IT企業は分割、解体のリスクにさらされます。
ご記憶にある方もいらっしゃるでしょうが、マイクロソフト社が一時期分割案で揺れ動いたことがあります。圧倒的な強みが故に恨みを買ったのです。同社はその後、その司法の戦いにこそ勝ったものの会社としての活力は一時期、完全に失われ、復活に十数年を要しています。つまり、ウォーレン議員がやろうとしていることはかつてのマイクロソフト問題を一社のみならず、GAFA全体で行おうというとんでもない話であり、仮にそれがどれだけ世論の支持があったとしてもアメリカ経済に与える打撃は計り知れないものになるのです。
ところで最近、トランプ氏のみならず、カリスマ的地位にある人に火の粉がかかるケースが目立っています。英国のジョンソン首相は議会閉会が違法と裁判所から判断が下され、同氏の戦略はすべて覆されています。WeWorkのニューマンCEOもそのカリスマで圧倒的知名度を誇っていましたが、ソフトバンクのCEO引きずりおろし作戦であえなく「降臨」しました。何事もやりすぎは禁物、ということなのでしょうか?
少なくとも、今回の弾劾調査は、トランプ大統領がかつて乗り越えてきた数々のゴシップに比べれば、はるかに容易い問題に見えます。むしろ、ペロシ氏の焦りばかりが強調される、そんな戦いであります。まだ大統領選は長丁場で入り口にも来ていません。こういう状況を見ると民主党の戦略と勢いにどうしても疑問を感じないわけにはいきません。他人事ながら選挙はもう少し面白いものになってほしいと思っています。(おわり)
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