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2019-08-23 00:00
(連載2)ビジネスに限れば日台関係強化はありえる
岡本 裕明
海外事業経営者
もちろん、政府レベルでは日本が中国を外交の相手として認知しているため、台湾とは形式上、疎遠ということになっていますが、ビジネスではいくらでも交流できます。日本と台湾の貿易はランクで行けば現在は4位の相手ですが、過去2-4位を行き来しており、日韓問題が更に深刻になれば台湾との貿易が3位に浮上する可能性も出てきています。(1位は中国、2位がアメリカ、3位が韓国です。)そんな中で、例えば、サムスンの4-6月決算の不振が報じられる中で、「半導体については台湾積体電路製造(TSMC)に出遅れている」(日経)と報じられています。つまり日本から見ると韓国と台湾が似たようなポジションにあり、双方が競い合っているという関係になります。ならば、極端な話、世界を制するような台湾企業と日本企業が連携するなどして関係強化を図るのは韓国に対して、より重しになるでしょう。
私は日韓関係については静観すべき、と思っています。理由は何度も言っていますが、あの半島は歴史からしても民族からしてもさっぱり分からないのであります。ご都合主義、事大主義、家父長制度に日和見主義…と何でもありで、付き合っても日本が振り回されるだけなのです。おまけに金正恩委員長の北朝鮮は明らかに過去のスタイルから決別する勢いを感じます。政治的な発言力の強化は半島の過去のバランスを崩しつつあり、周辺大国を含め、外交が読みにくくなっています。
一方、ビジネスの関係は政府間関係と違い、安定的な基盤の下、成長をする事が重要です。となれば台湾は政府レベルではともかく、民間ベースでは日本にとってはやりやすい相手ではないでしょうか?先日もある台湾の長老とご挨拶した際、先方は全部日本語でした。「私はシャープで長く働いていました」という挨拶から始まった話は日本での経験がいかに素晴らしかったか、という昔懐かしむ話でした。
私もいろいろな国の方と接点を持っていますが、メンタリティや親しみという点で台湾に改めてスポットを当ててみたいと思っています。そういえば、東京で新たに開発される商業施設には台湾系の店が続々と押し寄せているそうです。どうやら文化的交流にも花が咲きそうです。(おわり)
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