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2019-08-22 00:00
(連載1)ビジネスに限れば日台関係強化はありえる
岡本 裕明
海外事業経営者
先日、バンクーバーである招きに応じて台北市の「青少年民族運動訪問団」による一種の雑技公演に参りました。日本人は3人だけでしたが、VIPとして丁重にして頂きました。その際、司会の方がぜひ台湾に遊びに来てくださいと観客に訴えていたのはそのあと報道された中国による台湾への個人旅行の中止指令をまるで予見していたのでしょうか?最近、改めて国際関係というものを様々な方と接触しながら考えるようになりました。上述の公演の際に隣に座った方もバンクーバーの台湾商工会議所のトップを務められた方でそのあと、記念撮影をしながらバンクーバーにおける日台の関係が強まればといいですね、と固い握手をして別れました。
日本はアジアの中のOne of Themであると考えるとそれぞれの国が持つ特徴を捉えながら1+1=3という関係を作り上げなくてはいけません。いつまでも日本はアジアでNO.1の国だという考え方は10年以上も前から変わりつつあるのですが、日本人のマインドには、まだその驕りが消えていないかもしれません。ビジネス的に考えれば今まではどこでモノやサービスがたくさん売れるか、というスタンスでした。これからは、日本は誰とアライアンスを組めばより強くなれるか、というスタンスに立つべきでしょう。つまり信頼のおける国際パートナーづくりであります。もちろん日本にはアメリカという巨人との関係をしっかり築いていますが、逆にそれが邪魔するときもあります。
日本人はアジアの人種であり、アメリカの白人とは根本的に違います。文化も宗教観も立ち位置もすべて違う中でアメリカが英国やイスラエルと結んでいるアライアンスとは違う背景があることを考えれば、日本がこれから考えるのはアジアの中での絶対的地位の確立であります。
そんな中、日韓関係は地理的には最も近い隣国の一つであるのに最も遠い関係になりつつあります。では今後、アメリカの仲介のもと、Standstill(この場合、双方の応酬合戦の一時停止でしょうか?)があったとしても根本的には元のさやに戻るには相当のしこりを残してしまいました。一方、日本だけを見るとビジネス的には冴えない状態が続きます。明らかに伸び悩んでいます。そんなこともあり、日本と組みやすい相手は誰なのだろう、と考えた時、台湾は日本人との相性の良さを含め、良きパートナーになると感じています。(つづく)
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