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2019-06-24 00:00
(連載1)中国の口先に騙される愚を繰り返してはならぬ
鈴木 馨祐
衆議院議員(自由民主党)
6月4日で天安門事件から30年になりました。我々は、日本のすぐ隣の国で、無辜の市民が自由を求めたために虐殺された30年前のこの出来事を改めて検証し、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、中国共産党が支配する中国という国の異常な本質をきちんと見つめねばならないと思います。
米国国務省の報道官が先日記者会見で言及したように、当時から現在に至る中国国内における情報統制の結果、何が起こったのか全く我々は知らされていないというのが実態です。中国共産党・政府はその隠蔽を図り、情報公開を拒んでいます。その態度こそが、実際の虐殺がすさまじいものであったことの何よりの証拠という見方もあるかもしれませんが、共産党政権が崩壊するまで、真実が明らかになることはないのかもしれません。
中国国内の現在の人権状況は言うに及ばずですが、日本政府の一員として中国側から内政干渉と非難される口実を与えるのは得策ではありませんので、ここでは外交問題に絞って書かせていただきます。中国という国は北朝鮮の唯一の同盟国で、北朝鮮の体制崩壊をさせないために国際社会の対北朝鮮制裁の実質的な抜け道となるようなことをしながら、対外的には「北朝鮮が言うことを聞かない」と弁明して言い逃れをしてきたというのが実態です。第三国との交戦の場合に軍事支援する義務を負う中朝相互援助条約を、その条項そのままに更新していることからも、中国の真意は明らかです。一時期、金正恩体制よりも予見可能性が高い体制への転換を試みようとしたともいわれていますが真相は明らかではありません。少なくとも、現状においては、金正恩との信頼関係、中朝同盟を重視しているように見られます。
また日中友好と口では盛んに言いながら、いまだに尖閣や東シナ海での一方的な挑発行為を全くやめていません。尖閣周辺海域への中国公船の侵入のペースや、東シナ海のガス田での行動などをみれば、むしろエスカレートしている面もある。同じことは南シナ海や台湾海峡でも起こっています。中国は何をしても、自分たちは正当防衛なのだ、途上国なのでやむを得ないのだ、自分たちを攻撃する他国のせいでやむを得ず防御しているだけだ、と言います。(つづく)
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