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2018-09-13 00:00
(連載2)沖縄知事選のゆくえ
岡本 裕明
海外事業経営者
では、その後継者として期待される玉城デニー氏ですが、産経によると本来21日にも行うとされた出馬表明を先送りしています。理由は多分、自由党党首の小沢一郎氏の影響力ではないかと思います。小沢氏は「勝てる選挙なら出馬せよ」といったとされます。これは重い言葉で玉城氏が翁長氏と同様の県民の支持を受け継げるか、本人が一番悩んでいるのではないかと思います。それが故の「出馬表明延期」ともとれます。圧倒的自信があれば突き進むことを即断したはずです。
また、知事不在の際の代行者である謝花喜一郎副知事が工事撤回を国に申し入れるのではないか、とされますが、今のところ、それが行われていません。謝花氏は「覚悟はできている」と述べていますが、個人的覚悟ではなく、国が撤回に対して賠償請求をした際の責任はとれるのか、という公的責任は違うものだとご理解されているのだろうと思います。つまり、わずか、ひと月の代行期間に行う判断としてはふさわしくない判断であるのです。踏み込みにくいポイントです。
沖縄知事選のゆくえを決めるのは玉城氏にしろ誰にしろ、反対派のボイスが翁長氏の流れをそっくりくみ取り圧倒的支持をもって盛り上げ、「スタイルを作る」以外に方法はないと思います。言い換えれば沖縄県民にとって辺野古移転反対VS容認のバトルは十分にやってきているわけで今回は候補者が選挙に向けて勢いにのれるかどうかにかかっているとも言えないでしょうか?
もっと言わせてもらうと翁長氏が明白なる後継者を育てなかった点で引継ぎがうまくいっていないように感じます。ほとんど誰も聞いていない翁長氏の音声テープから二人の後継候補の名前が挙がるまでは候補者を探る「調整会議」で誰にしようか、と相談するところだったわけです。そんな戦い方はないでしょう。その時点で個人的には戦略ミスだと考えています。9月の沖縄がどれぐらい熱くなるのか、注目しています。(おわり)
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