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2018-08-31 00:00
(連載2)トランプ大統領へのしっぺ返し
岡本 裕明
海外事業経営者
中国が簡単にへこたれるような国ではないのは日本が一番知っているはずです。分かっていないのはトランプ大統領だけかもしれません。トランプ大統領が在任期間は「俺様流」でいい気になれるかもしれませんが、かの国は100年でも1000年でもそのリベンジの機会を探し続ける性格を持っています。私が過去何年にもわたって中国を侮ってはいけない、とつぶやき続けたのはあのしぶとさは日本人の粘り以上で世代を超え、子孫に伝え続け、雪辱を果たす気持ちが異様に強い点であります。
中国の体制についての厳しいコメントも多数あります。それはそれで共感しておりますが、私は政治体制など表層的事象ではなく、中国人のマインドそのものがもっと怖いと思っております。アメリカの人口は3億、中国は13億。かたや成熟、かたやまだまだ伸び盛りです。アメリカにしても中国への市場アクセスは喉から手が出るほど欲しいはずです。
今、アメリカは何をしたいのか、と考えるとオバマ時代に弱体化したアメリカ人の自信の回復を目指しているのではないかと思います。その中でトランプ大統領は中国がその邪魔をし、技術を流用し、市場を荒らしていると考えています。その指摘は十分理解しています。ただ、アメリカにとってそのタイミングが遅すぎたのであれば、中国とWIN-WINの関係を作るのもアメリカ経済を飛躍的に拡大させるアプローチの一つではないかと思います。
個人的には中国の歴史に憎きアメリカと記載され、教科書的に伝承される前に落としどころを見出した方がよいと思っています。それ以上に日本の上空でバトルされるのはたまったものではない、という気持ちの方がもっと先にあります。そうでないと日本が橋頭堡にさせられるリスクもあるという点は忘れてはなりません。アメリカに利用される日本というのは大変困るのであります。(おわり)
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