ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2018-08-23 00:00
(連載2)政治のリーダーシップ
岡本 裕明
海外事業経営者
次に国民民主党をみてみましょう。党派別支持率がゼロに近いとされる国民民主党はその存在すら忘れかけられていますが、62人の国会議員には暗中模索という言葉が一番しっくりくるようです。2人の代表者、玉木雄一郎氏と大塚耕平氏を擁しますが、大塚氏は代表選に出ません。そこに玉木氏と一線を画す津村啓介氏が立候補をするのではないか、とみられています。
このキーワードは「対決より解決」。玉木氏は野党共闘ではなく、野党の中で独自色を出そうとしているのに対し、津村氏は野党共闘を呼び掛けています。玉木氏はある意味維新に近いスタンスを持つものと思われますが、その策が失敗すれば党崩壊のリスクすらあります。かといって津村氏のように共闘しても数多くの野党の一つでしかなく、政治家としては何ら面白くない活動になるでしょう。
逆に言えば玉木氏の手腕が党内支配を含め、十分ではないことでリーダーシップが取れないとも言えます。たかが62名の議員をコントロールできないのなら1億強の有権者にどう支持を訴えるのでしょうか?日本はこの数十年の間に圧倒的リーダーを求めるスタイルに代わってきました。そのリーダーに求められるものとは「この人について行ったら安心」なのです。
つまり、自民党党員や議員にとって安倍首相は安心感と安定感をもたらす頼れる人物ということなのでしょう。一方の国民民主党は次回の選挙で自分の身がどうなるか分からないというリスクを抱えていますので微に入り細に入り妥協できない心境になります。これが党を割るほどの議論になるのでしょう。今の日本は圧倒的なリーダーが生み出す幸せを求める時代に入っていると言い切ってもいいのではないでしょうか?(おわり)
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
東アジア共同体評議会