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2017-08-10 00:00
(連載2)第3次安倍第3次改造内閣が発足
児玉 克哉
社会貢献推進機構理事長
この第3次安倍第3次改造内閣においては、まず注目したいのは、外務大臣への河野太郎氏の任用だ。安倍首相はタカ派として知られており、中国や韓国は安倍首相がやることなすことすべてを否定するというような態度を続けてきた。河野太郎氏はハト派のイメージが強く、東アジア情勢の改善につながる可能性はある。1993年の河野洋平内閣官房長官による河野談話のインパクトも引き継ぐことになる。
ただこれは安倍首相のこれまでの中国や韓国に対する姿勢の変更とみられる可能性もあり、内外の評価は分かれるだろう。また、閣内での意思の統一がどこまで出来るのかも微妙だ。河野太郎氏は自分の意思を率直に表現する政治家としても知られている。新内閣においては注目の人事だ。
また野田聖子氏の総務大臣の任用も注目される。野田氏は総裁選に出馬したし、またすると明言している。ただ野田氏は無派閥であり、よほどのことがない限りは実際的なライバルになることはない。安倍首相としてはこれまでの「おともだち内閣」のレッテルを剥がし、意見の違う人も閣内に入れるという姿勢を見せることで、安倍内閣のイメージを変えることを模索したのだろう。野田氏は最近、小池百合子知事とポスト安倍ということでも接近している。勝手に接近してもらうのではなく、閣内で、小池百合子知事との関係を築いてもらうほうがいいという判断もあったと推察される。それにしても総務大臣は要職であり、かなり大胆な任用だ。
この人事からはポスト安倍は見えてこない。なんとか安倍内閣を立て直し、支持率を上げて、来年の総裁選、衆議院選を勝ち抜き、長期政権下での憲法改正を目指すということだろう。自民党総裁選、衆議院解散総選挙まではおそらく1年以上ある。この新内閣で国民の支持を再び勝ち得ることができるかどうか。おそらく鍵になるのは国際情勢の動きだろう。(おわり)
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