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2016-03-24 00:00
中国の内情について
中山 太郎
非営利団体非常勤職員
ひょっとして、振り返ると重大事件が起きているかもしれない。中国の問題は、いつもそうだが、後になってあの時重大事件が発生していたということが、ままある。文革末期の当時の政権のナンバー2の林彪の失脚などが思い浮かぶ。日本の某大新聞が直前まで、そんなことありえないと打ち消しに躍起だった。最近会った中国の知人が、彼としては深刻な表情で、習近平の言論弾圧がだいぶひどくなったと話したのが、印象深い。
既に報道で、香港の出版人誘拐や大陸の人権主義者の逮捕などが騒がれているが、それらをさしてだと思ったら、「以前は、日本や欧米に呼ばれると、その招聘を利用して、滞在を少し伸ばし自由な時間を利用できたが、今や所属団体の締め付けが厳しく申請しても却下される。ごく最近自分の尊敬するある学者が、某先進国に呼ばれ、そこの大使館幹部と会い、その夜、大学の構内で交通事故で大けがをした。翌日の学者の出発は当然取りやめとなった。同学者は、反習近平だったので警告かも知れない」と深刻な表情をした。巷で、よくラバースタンプ会議と揶揄される、最近の全人代の会議の李首相の施政演説で、習近平と言うべきところを鄧小平と述べたとして、香港などのメディアで騒がれたりしたが、これも意味ありなのかもしれない。
反対派が増えた状況からか、最近の中国の一部からの対日緩和策を匂わせだした気配もうかがえ、気になるところだ。気になると言えば、岸田外相と王毅外相の電話会談などと報道されるが、字ずらでいうと確かに同じ外相ではあるが、中国の場合、王毅外相の地位は低く、会社で言うと渉外部長乃至は課長クラスで、裁量権を持つ重役ではないことを西側の人間は念頭に置くべきだ。この中国の知人に言わせると、「王毅は、外交分野で上から数えて、30何番目であるそうな。しかし、彼は、中国の政治は問題だが、経済は外が考えるほど悪くはない。強権で乗り切れる共産主義体制の強みだ。資源新興国に貸し出しているEUなどの金融関係部門の方が心配だ」と述べていたのが印象深い。
北朝鮮への制裁については、中国の本気度がよく言われるように最大のポイントだ。日米韓がいくら頑張っても、抜け穴が多すぎたらおしまいだ。本日の報道に、北朝鮮と国境を接する中国の東北部の丹東市で、先月10日に北朝鮮の外交官が、中国市民2名を事故で死亡させたとあるが、中国当局が今頃リークしたのは興味深い。わが日本をいままで陰でけなしてきたドイツは、23日シュタインマイヤー外相をモスクワへ派遣し、ロシアのラブロフ外相と会談させている。対テロでの協力強化に熱が入る状況だ。22日には、ドイツ警察はテロを計画したとしてコソボ人3名を拘束したと報道されている。
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