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2015-10-02 00:00
戻りつつある世界の中での日本のプレゼンス
鈴木 馨祐
衆議院議員(自由民主党)
今年の通常国会が27日に閉会しました。それとは関係なく、国会議員として、あるいは大臣政務官としての仕事は山積しています。そんな中、今週は月曜からウズベキスタンに一泊三日で出張し、首都タシケントで行われた日本ウズベキスタン都市インフラ会議に主催者として出席、そして同国ナンバー3のアジモフ第一副首相、ガニエフ対外経済大臣、タシケント市長との会談を行い、日本に帰国した後、地球環境国際議員連盟が主催したアジア太平洋地域の議員会議で大気汚染問題について講演、そしてそのままアメリカに出張し、災害における日米協力に関するシンポジウムでパネリストを務める他、ワシントンで日米関係についての意見交換を対日関係者と行うなど、慌ただしく過ごしています。
テーマは多岐にわたりますが、安全保障、経済、インフラ問題、地球環境問題と、どの分野においても国際社会の中での日本の果たすべき役割、そして各国からの期待は極めて大きく、そのためにも他国との連携は極めて重要です。ウズベキスタン政府要人との会談の中でも、安倍総理の中央アジア訪問も取り沙汰されている中で詳細に触れるわけにはいきませんが、ロシア、中国の狭間できわどいバランスの中での国家運営を行っている環境の中で、日本に対する期待は当然都市インフラのみにとどまらず、外交や国づくりの様々な分野・次元で拡がっていることは疑い様の無い事実であることが確認できました。
日本としても国際環境や経済環境の変化の中で、対外的に積極外交に転ずる必要があるわけですが、中国・北朝鮮を除く殆どの国は日本の積極的な世界への貢献・関与を求めている地合にあります。まさにその双方の方向性が合致するのが客観的な現在の情勢であり、より効果的な形で日本が世界に貢献していくことが出来るよう、私も微力ながら全力で頑張っていきたいと思います。
安倍政権が発足して間もなく3年、われわれですらふと忘れがちでもありますが、外国のメディア・新聞などでも日本がポジティブな意味で連日のように取り上げられています。例えば、国際情勢の風刺画の中でも安倍総理や日本が主要国の一つとして取り上げられる環境、そして日本の政治家が名前で一般的に取り上げられる環境は、数年前には考えられなかったことでした。もちろん、内政・外交ともにまだまだ課題は山積していますが、相互にいい循環の中でプレゼンスが拡大していることは間違いなく日本の国益にとってプラスです。国際経済の意味でも、そして国際政治的にも日本が復活しつつあるこの流れを確固たるものと出来るよう政策づくりや対外関係の中でしっかりと取り組んでまいります。
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