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2015-09-25 00:00
(連載2)非常に残念だった民主党の旧社会党化
鈴木 馨祐
衆議院議員(自由民主党)
考え方は違っていても、それぞれがそれぞれの視点から国の将来を真剣に考えているはずなので、私自身普段から他の党のことをとやかく言うことはあまりしてきませんでしたが、今回はさすがにあまりにもひどかった。今回奇しくも、民主党の主張が中国や北朝鮮、あるいは韓国メディアの主張とほぼ同じであった、そして他の自由主義国家やアジアの国々の反応は左翼系メディアを除けば、概ね今回の改正に好意的だったということからもそのことは窺い知れるのではないでしょうか。
そもそも、安全保障についても経済政策についても様々な改革についても、建設的な議論を与野党で繰り広げてこそ真の民主主義たり得ます。野党の動きが中身のない、根拠の無いレッテルを貼っての印象操作、あおりに終始してしまえば、それは国益を考えた前向きな議論ではなく、ただの党益のための政争であり、結果として国政の停滞を生み出してしまいます。なぜなら、野党の議論が健全なものでなければ、与党の緊張感も失われてしまうからです。自民党内で特に経済分野での様々な改革へのモメンタムが失われつつある原因の一つといっても過言ではないと思います。
残念ながら、今回の民主党の一連の動きは旧社会党への先祖返りとしか見えない、実はそれは私自身が耳にする多くの有権者の方々の声でもあります。もちろん、自民党への不満もあるものの、野党が他の選択肢たり得ない状況、それは決して国益や将来のためにならない状況です。
確かに民主党にも優れた政治家はいる。私もそう思います。しかし、いくら一握りのいい政治家がいても、議会制民主主義にあって、党としての行動が、今回のように、根拠の無いレッテル張りに終始し、デマのような主張で国民の不安を煽るといった党利党略優先のものとなってしまえば、それは国益を考えれば有害無益としか言えないものとなってしまいます。改めて与党、野党といったことではなく、国のため、未来のために真摯な議論を繰り広げる政治を実現せねばならないと痛感した次第です。(おわり)
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