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2015-07-16 00:00
「公正」「フェア」という原理・原則
鈴木 馨祐
衆議院議員
政治の世界にいて最近感じる違和感について、今回は若干抽象的なことを書かせていただきます。日本のような自由主義市場経済において重要なことは「公正」な競争、これは論を待たないところだと思います。公正な競争が保たれるように、政府が一定の介入をすることは許容されるものの、それは抑制的でなくてはなりませんし、実際のプレーヤーに対する規制ではなくルールをより公正な競争を促すものとすることに重きが置かれてなくてはなりません。そうでなければ市場や競争が過度に歪められてしまうからです。
この点において、「公正」ということ、「フェア」ということが極めて重要になってくる。これが自由主義市場経済における最大のポイントです。もちろん、様々な事情で完全に競争条件が同じということはなかなか現実的には難しいことです。そこはそこに参加するプレーヤーの自律的な行動も含め、許容範囲かという判断も必要になってくる。
しかし同じルールでの競争という観点からすれば、競争の条件をそもそも大きく違えるようなことは原則としてあってはなりません。自由主義市場経済においては、機会の平等が保証されていることが大前提です。ここ最近の自民党の動きを見ると、残念ながらこのフェア、公正というポイントがないがしろにされているような印象を受ける場面が、稀ではありますがあるのは事実で、個人的には危機感を持っています。政府の立場で、具体的にこれということを明記することは出来ませんが、懸念すべき状況が無いとは言えない状況です。
政府・与党といった公権力を持ったものが、公正な競争を原動力にした市場全体の成長を目指すのではなく、特定の企業に肩入れするといったことは断じてあってはなりません。これまでも様々な局面で発言し全力で努力しているつもりではありますが、引き続きフェアということを自分なりにしっかりと考え行動していきたいと思います。
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