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2015-02-08 00:00
期待が高い次期米国防長官アシュトン・カーター
川上 高司
拓殖大学教授
次期国防長官に指名されたアシュトン・カーターの公聴会が開かれた。上院軍事委員会の委員長であるジョン・マケインは、前任者のヘーゲルの時とは打って変わってカーターを絶賛している。知る人ぞ知る、カーターは「先制攻撃」論者であるからだ。
これがマケインをして諸手をあげて承認賛成に駆り立てる。「かれほど有能な長官はいない」と、手放しで褒めあげており、カーターの承認は間違いないと言われている。ヘーゲルの公聴会では8時間に及び語気を荒げてしつこく追及していたが、やはり個人的な感情がかなり入っていたのかもしれない。
カーターは、11人の国防長官に仕えた珍しい人物である。特に、オバマ政権になってからもゲイツ、パネッタ、ヘーゲルと歴代の長官の下で淡々と実務をこなしてきた。その腕前はゲイツが「最も長官にふさわしい」と褒めるほどである。しかも5年もオバマ政権下で副長官を務め、大統領をはじめスタッフとも近い距離にある。まさに満を持しての登場である。
だがカーター新長官を待ち受ける難問は待ったなしである。予算の強制削減、ISIS問題、イラク情勢、シリアやイエメンなどへの空爆、ウクライナをめぐるロシアとの関係、中国をはじめとするアジア情勢などまさに山積している。国防長官の交代でオバマ政権の外交政策に変化が生じるのだろうか。イラクへの派兵があるのか、ないのか。世界の関心は新長官に向けられている。
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