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2014-09-22 00:00
真の自由と繁栄の弧の道を行け
中山 太郎
団体非常勤職員
本日の邦字紙によれば、安倍首相とプーチン大統領との電話会談があったそうである。また、中国の習近平主席も対日融和にかじを切ったとの見方も多い。最近上海から帰ってきた友人によれば、黄ほ(土へんに浦のつくり)江の大型客船を借り切り、日本の友人を歓迎する大型行事の準備も着々と進んでいるようである。友人によれば、在アイスランド中国大使が、日本側へ情報を流したとして拘禁されているとのニュースは、今までの対日強硬路線を突然に変える時の一つのエクスキューズだそうだ。すなわち、日本の悪とは、ちゃんと戦っているぞと、国内の人々に見せるためだそうだ。一見、日本にとり外交面で日が差してきたとの見方もあるが、ここは、根本を正視して進もうではないか。
今度のスコットランド独立騒動で、最終的には、独立に反対派が勝利したが、その理由は、独立した場合の、通貨や経済問題もあるが、安全保障問題との見方をとる識者も多い。それは、スコットランドのみならず、欧州の人々の心の底にある、ロシアへの恐怖である。ロシアは、やはり、最大の危険な近隣国なのだ。今、欧米の目は、中近東、イスラム国などのテロ行為に向けられているものの、真の民主国家になりきれておらず、核兵器を持ち、落ちぶれたとはいえかつてのスーパーパワーとしての隠然たる力を保持し、相手のすきを見て領土まで力で奪い取るという、21世紀にふさわしくないやり方を公然と行っているロシアこそ、国際関係で常に念頭に置き、対策を講じなければならない国なのだ。
翻って、わが日本にとっては、すぐ近くの中国がそうである。最近になり、米国が気が付きだしたようだが、欧州は、いまだ中国との経済的結びつきを深めてきている。しかし、お人よしの日本と違い安全保障面では、気配りもしているようだ。また、欧州は、言論の自由、宗教の普及の自由などをしぶとく中国へ提起している。わが日本は、どうだろうか。1989年に自由と民主を要求して立ち上がった民衆を、中国は軍隊を出して力で鎮圧した。現在のロシアに対してと同じように、経済その他の制裁を西側は行った。それを、真っ先に破ったのは、わが日本の自民党政権なのだ。
当時の銭其琛・中国外相は、のちの著作で、「制裁は中国にとり相当な痛みとなった、それを打ち破るために、一番弱い輪である日本に働きかけ、それに成功した」、と述べている。私は、中国、韓国ととことん敵対せよというのではない、昨日21日付読売新聞の、北岡伸一氏の論述「中韓との関係改善 大胆に」との内容の論述に大賛成である。特に、安倍首相の誤解を生む「戦後レジームからの脱却」のような表現は避けるほうがよい。また、「靖国神社のA級戦犯の合祀を見直す」は必要だと考える。なぜなら、これらが真に日本へ富をもたらすために活動している最前線の人たちを、如何に苦しめているか知っているからである。ロシア、中国との対峙もしたたかに、しかし、冷静さを保持しつつ取り組むことを望む。
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