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2014-08-13 00:00
(連載1)「積極的平和主義」によって新生日本へ
荒海 鉄
会社員
安倍首相が最近、とみに提唱しはじめた安全保障に関する「積極的平和主義」は、ながく日本国際フォーラムが主張してきたものとおそらく理論的に同一であり、マザー・テレサが身をもって行動で示してきた平和運動とも同様と思います。わが国が戦争の惨劇から立ち上がった戦後の歩みを継続させる重要な政治的法的概念として、広く普及するものと期待しています。
「積極的平和主義」は、「消極的平和主義」が発展したもので、平和を実現する歩みの一つのプロセスと思います。一国平和主義は「消極的平和主義」の最たるもので、わが国が「あれもしない、これもしない」として、国際紛争に一切関わらない、加害者にならなければそれでよしといった、これまで日本がとってきた消極的な態度です。中国や北朝鮮を含む東アジアの外交安全保障情勢やヨーロッパとロシアの問題などにをみると、この「消極的平和主義」が破綻したことは明らかです。
マザーテレサが唾棄したごとき反戦運動を含めてリアルな現実を目の前にしたとき、傍観者にとどまるか、言葉の運動にはいるか、なにごとか行動をなすべきか、との判断に迫られます。何をなすべきかに対して「あれもする、これもする」は回答にならず、「何ができるのか」の判断に迫られます。「積極的平和主義」は、「何をなすべきか、何ができるのか」をわが国に問うているのです。時の政権は常に問われています。これまでも問われてきています。
日本国憲法の前文に、わが国は圧迫と偏狭を永久にこの地球上から除去することを決意する、自国のことのみに専念し他国を無視しない、と積極的平和主義が書かれています。侵略戦争は違法とされています。国際紛争を武力を行使して解決する方式は、もはや違法であります。武力で現状を変更しようとする勢力に対しては、制裁を行う。自衛のための武力行使、国連の名の下の制裁のための武力行使はなんら平和を破壊するものでなく、むしろ平和を構築します。(つづく)
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