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2014-06-25 00:00
(連載2)自民党の議員団で中国に出張して
鈴木 馨祐
衆議院議員
つまり、まず安倍総理を孤立化させて日本側を分断させようという意図があり、また経済的に状況が厳しくなってきているので、日本企業が出て行ってしまうのは実は中国側にもマイナスなのだという現実に気づき始め、その面では若干不安に思っている、といった彼らの意図がここで読み取れるのかと思われます。
以上、色々と書いてきましたが、我々としては、日中関係の改善はもちろん重要ですが、日本が焦って譲歩する必要は全くなく、焦ったほうが負けという国際交渉の現実を直視して、日中関係の改善を中国側が求めてくるまではこちらから一歩を踏み出すことはしないという点を確認する必要があると思われます。特に南シナ海でも中国が国際社会と衝突している今の状況下にあっては、日米豪と台湾、東南アジアの国、そして韓国との連携を重視することが大原則となろうかと思われます。
また相手方が共産党の一党独裁国家であることを考えれば、各種のコミュニケーションができるパイプの構築は重要ですが、意思決定交渉の中で相手方の分断作戦に乗ってしまうような二元外交は断じてするべきではないと思われます。それは与党だけでなく、野党や財界も含めて中国を利するような行動はとるべきではないということでもあります。
中国は非常に困難な国ですが、日本も引っ越すことはできません。永遠に隣国であるわけですから、ここに書かせていただいたような点を踏まえながら、正面から中国問題に取り組んでいくことが我々日本の政治家には求められると改めて感じさせられた今回の訪中でした。(おわり)
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