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2014-01-06 00:00
(連載)DF41の発射実験と日本の安全保障(1)
鈴木 馨祐
衆議院議員
12月13日に中国で新型大陸間弾道ミサイルDF-41の発射実験が行われた、との報道が一部でありました。一昨年8月の前回の実験に続く二回目の実験とのことです。日本のメディアはほとんど注目していませんが、これは我が国の安全保障において極めて死活的(vital)と言ってもいい重要なニュースです。
実際の配備の時期やどの程度の性能を持つものかにより、西太平洋・アジアにおけるアメリカの軍事的プレゼンスと中国の軍事力とのバランスにも大きな影響を与える可能性がある極めて重要な注目すべきトピックです。また、最近の防空識別圏(ADIZ)の設定や東シナ海のガス田や尖閣を巡る中国人民解放軍の様々な動きを注視すれば、これらが、宮古海峡等に焦点を当てた潜水艦部隊の太平洋へのアクセスを柱とした中国軍の海洋戦略の一つのステップである可能性が極めて高いという点も、もう一つの注目せねばならない事実です。
我が国への深刻な脅威となる軍事的能力を持ち、かつその意図が不透明な軍事大国が、ミサイルで数分、戦闘機で一時間以内の位置に存在しているという、そして、在日米軍との相互連携で初めてその脅威を抑止できるというのが、我が国の地政学的な環境です。
そしてその環境下で国民の生命財産を守り抜くためには、この隣国を支配している、中国共産党の意図(何を考えているか)と人民解放軍の能力を、いかに正確に分析し把握するかという点が極めて重要になってきます。そしてアメリカによる我が国やアジア太平洋地域の安全保障へのコミットメントも同様に不可欠な要素です。(つづく)
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