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2006-09-26 00:00
中国はこれから国内が動揺し、反日になる
四条秀雄
不動産業
天安門事件後の天皇訪中でも見られたように、西側陣営でもっとも戦略的行動に乏しい日本に、旧共産圏陣営からの切り崩しの工作が集中するので注意した方がよい。"Making the Foreign Serve China" (Anne-Marie Brady) などを早く翻訳して欲しい。中国はこれから10年超は国内が非常に動揺し、極端な反日行動が出やすい。韓国も同様である。これはどの国の経済成長の歴史でも経験したことで、だから中国投資を控えた方が良いと自信を持って言える。対中関係を修復しようという心情はよく理解できるが、それをやれば、憎しみ合う者を同じ場所に置く現在のバグダットと同じ状態になるだろう。中国人は、本当に心の底から日本人を憎んでいる、憎悪しているということを理解しないといけない。正しい解決は、離れて時間を置くことだ。これ以上、日中友好など対中関係の改善など行うと、事態はさらに悪化するだろう。
予想されたように、世界中のほとんどのマスコミが靖国参拝を否定したが、これは日本に向かって、憎悪している人間の前に進み出ろということを意味する。必ず、戦前の通州事件のようなことが起きるだろう。その時に、間違いを犯したマスコミは、さらに進むように言うだろう。そしてさらに日本人が死ぬことになる。マスコミは、中国人の日本人への憎悪の深さが分かっていない。中国共産党は、日本の存在そのものを否定している。そして一般の中国人は他人の死に無頓着だ。中国人は、赤ん坊が無邪気に虫を殺すように日本人を殺す。その親は、その行為を止めるつもりはない。その虫が大嫌いだからだ。日中友好やアジア主義を唱える人々は、戦前の軍部と同じ役回りをしている。靖国があろうがなかろうが、近い将来日本人が殺されるだろう。その時に、次の行動をどうするか?今から考えておいた方がよい。
中国は、通貨高を経験した日本の「失敗」に学んでいるそうだが、通貨高と産業構造の転換には日本は「成功」している。失敗したのは、グローバル化の下での有効な自治体経営というテーマであって、その失敗が国債残高として積みあがっている。負債というものは、事業構造が変化する時に増加する。成功すれば徐々に減って資本が増える。失敗すれば残存する。だからこそ、その失敗に学んで、公会計制度にのっとった地方分権制度の確立が急がれている。現在の世界で成功している国家は、だいたい小規模で英語圏に属している。日本はグローバル化に対応するには中途半端に大きな経済で対応が難しい。しかし、日米関係を安定させることで、10数年後に見込まれる貿易赤字状態を見込んで、時をまたいで通貨の変化を平にする可能性が生まれる。変動が抑制され、地方自治体が社会的移動をモニター分析するなど対応を怠らなければ、日本自体が小さなEUと同じになる。日本の巨額の国債は、分権化の波か、もしくは債権国化の波に乗って減ることだろう。どちらかのスケールのバランスシートの変化の中で解消される。
グローバル化した経済での地方への影響は非常に個別的になる。この事情は企業経営と同じで、自治体経営にも選択と集中、動きやすい経営が求められている。動きやすいということは、中央集権では駄目だということで、自治体が自分で財務指標と現実の自治体の状況を分析して、グローバル化を意識しながら舵を取らないといけないことを意味している。失われた10年の前に、オーストラリアやニュージーランド程度の公会計制度が整っていれば、財政拡大ももっと有効で、国債残高がここまで積みあがることは無かっただろう。戦前のグローバリズムは、グローバル化からの防御のために国家を形成したが、戦後のグローバリズムは自治体を形成しなければならない。
中国の通貨政策は、日本の失敗に学ぶといっている以上、成功を否定しているので失敗すると断言できる。世界の歴史を見ても、通貨高にここまで対応した例は無い。それを否定した現在の中国の為替政策の例は歴史上には沢山ある。日本のマスコミは報道しないが、現実の証拠だってある。現在世界中で中国が引き起こしている状況を集めて考えてみることだ。イタリアの首相が、「中国人は子供を調理して食う」というような放言をする事情がイタリアにはある。ユーロ加入に加えて、中国人に技術と市場を奪われたイタリアには中国問題が突出して出てくるかもしれない。世界的に中国製品への保護主義が高まりそうな時に、中国と日本が同一歩調を取っていたら、日本がとばっちりを食うのは明らかだ。その上、中国国内では、不満や政策の失敗は、必ず反日行動に噴出してくるだろう。世界からは、中国と同一視され、中国市場ではスケープゴードにされるというのが、今財界が推進している対中宥和策の経済的帰結になるだろう。なぜ、こんな簡単なことが分からないのだろうか?ロシアと中国の動きは、古臭くて何を目標にしているのか理解できない。現代のパワーとは、相互依存が前提になったルール設定能力にある。より良くルールを設定できた体制に、より多くの国が集まりパワーを形成する。
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