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2013-12-21 00:00
若林氏の意見に「ウーン」と唸ってしまいます
宮崎 厚
ベンチャー企業顧問
私も、安倍総理の考え方や、方針に大賛成している者の一人ですが、「戦後レジームからの脱却」という発言は危険だと思っていました。安倍さんは国民の気力の源泉として発信しているものと理解はしていますが、反日教育を国是とする中国共産党や韓国に対してならともかく、本当の戦勝国であり、いまや同盟国である米英仏に対する発言としては、危険な発言であると気にになっていました。日本が外交的に今誇るべきことは、戦後70年近く平和国家として努力し続けてきた、その実績だと思っています。
東京裁判を批判するのであれば、本当に軍国主義を進め、アジア各国以上に日本国民自体に莫大な被害をもたらした、真の戦争責任者は誰であるjのかを、まず日本自身が明らかにすべきです。それを行わないことこそが、日本外交の最大の弱点になっていると考えています。ドイツは、全ての責任をナチスとヒットラーに着せました。日本も一体誰が国家と国民をあんな馬鹿な戦争に駆り立てたのかを、解明すべきです。そこがあいまいなので、それが、中国共産党政権や、韓国などから「歴史認識がない」などとと言われる原因になっていると思います。仮に、東京裁判が戦勝国の一方的強圧であると主張するならば、日本は日本自身として、国を敗戦に追いやった者の責任を明らかにしておくべきです。
安倍総理の唱える「積極的平和主義」はまったく正しいことだと思います。「何もしないことが平和だ」とは決して考えていません。平和とは、誰かから与えられるものではなく、自らが戦い、勝ち取らねばならないものだと思います。現に、日本の隣国は、戦後50年近く国を挙げて反日教育を行う中国、韓国です。そして、彼等は日本を仮想敵国にしているのです。このような環境にある日本が、両国との戦争を避け、平和を守るためには、それなりの知恵と努力が必要です。
そんな時に、米英仏等の第二次大戦の本当の戦勝国に変な誤解を与えかねない「戦後レジームからの脱却」という言葉を発言することは、日本外交にとって極めて危険な火遊びだと思います。日本国際フォーラムは、安倍総理よりも4年前に「積極的平和主義と日米同盟のあり方」という政策提言を発表していますが、そこでは国際協調主義が強調されています。安倍首相が「積極的平和主義」の理念を打ち出したのは、この提言から影響を受けてのことと理解しておりますが、であるならば、なおさらのこと、国際協調の道を選び取るべきだと考えます。
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