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2013-11-05 00:00
(連載)インバウンドにとらわれない観光戦略を(1)
鈴木 馨祐
衆議院議員
「インバウンド」。耳にされたことがある方もいらっしゃると思います。今後の日本の成長や可能性を探る上でも非常に重要な視点です。一般的に日本への来日外国人のことを指して使われることが多いようです。我が国としても今年はインバウンド1000万人を目指して様々な政策を打っているところです。2003年にVisit Japanキャンペーンが始まってから、基本的には右肩上がりとなっているこの来日者数も、世界的に見ると若干見劣りするというのは否めない事実です。
ちなみに今年、伊勢神宮の遷宮の年でもありますが、伊勢神宮への来訪者数が今年1000万人と言われています。それと同じくらいの方が日本を訪れている。これを多いと見るか少ないと見るか。あるいは、2012年のインバウンドで見ると、日本は世界で33位。日本が約835万人である一方で、トップのフランスは約10倍の8300万人、ドイツやイギリスは3000万人前後、香港が2377万人、意外なところではウクライナが2300万人、お隣の韓国が1114万人です。
確かに、ブランド力調査の観光部門でフランスを押さえてイタリアに次ぐ2位(Future Brand社)、観光競争力ランキング第14位(世界経済フォーラム)というように、様々な調査では、行ってみたい国の上位にある日本への高い評価を考えれば、若干不満が残る数字かも知れません。特に今後、国全体として少子化高齢化が進むことを考えれば、日本としても海外とのヒト・モノ・カネの交流を増やすことが、今後の生き残りのためには死活的に重要です。
しかし、実はこうした議論で見落とされがちな点ですが、実は、オーストラリアやニュージーランドも日本と同くらい観光や魅力という観点では高く評価されている割に、インバウンドの数は日本よりも遥かに少ないという事実があります。やはり地理的な問題はインバウンドの数だけに注目していると大きな制約要因と言えるようです。(つづく)
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