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2013-06-12 00:00
八尾のオスプレイ訓練基地化問題
熊谷 直
軍事評論家
杉浦正章氏の橋下大阪市長発言についての評論に、軍事専門家としてのコメントを加えたい。八尾は、もともと陸上自衛隊のヘリコプター基地であるので出てきたオスプレイ訓練基地化の発言であろうが、軍事上の検討がまったくなされていない発言といえよう。
訓練基地にするためには機体の整備関係施設や兵員の宿舎、燃料施設、飛行場そのものの補強など、簡単ではない多くの問題がある。日米政府間の同意ができた場合でも、日本側がいわゆる思いやり予算など、負担を増やさなければならない。
機体そのものの安全性は、開発段階で多くの問題があったことは事実だが、量産型の飛行が始まってから25年以上をへた今、安定期にあるといってよい。危険という主張は、沖縄の反対派が5~6年前に、辺野古といわれるキャンプシュワーブ近辺への展開情報がはいったときにいいだし始めたことで、航空常識的には根拠がない。
それよりも問題は、沖縄や台湾、朝鮮半島有事のときに活躍すべき輸送機を、わざわざ大阪付近にもってくる必要があるかということである。訓練をするのであれば、四国や中国山脈のルート上の移動訓練というのが海兵隊の過去の訓練状態から考えられるが、それならば岩国からで充分である。
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