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2006-08-25 00:00
NEATクアラルンプール総会での日本の役割を評価する
秋月敬吾
政治研究所研究員
NEATクアラルンプール総会の結果については、いずれ貴評議会のホームページ上で、速報が公開されるものと期待していますが、これに先立ちまず掲載された8月22日の同総会での伊藤憲一首席代表の開幕スピーチを早速拝読させて頂きました。総会プログラムの時間的制約から極めて短いものとなったものと推察しますが、先の政策本会議メモ「NEATクアラルンプール総会への対処方針を審議する」での論議を踏まえ、日本代表として昨年8月のNEAT東京総会で採択された政策提言の最重要部分である「東アジア共同体の目指すべき理念、原理、原則」を再確認すべきことを明確に主張されましたことは、誠に適切であったと思います。
これらの「理念、原理、原則」の中でも、とりわけ「平和、繁栄、進歩」とともに、「民主主義と人権」の理念が重要であり、将来の東アジア共同体の構築に当たって指導的理念となるべきものです。そして、このことについては、日本がASEAN+3の中でも最も指導力を発揮しうる立場にあると信じます。明年末に予定されるASEAN+3設立10周年サミットでは、「第2回共同声明」の発出が見込まれているようですが、その中に盛り込まれる「東アジア共同体を目指すつぎの10年間のロードマップ」作成に向けては、NEAT以外からも様々なアイデアが提供されることになると思いますすが、均衡のとれた実効的なものとなるよう期待する次第です。
一方、今回のNEATクアラルンプール総会は、小泉総理の靖国神社参拝直後に開催されたこともあり、議場内外の各国代表の発言の中で日中関係の現状や東アジア共同体構築に向けた日本と中国、韓国との今後の協力関係にとくに懸念や要望等が表明されたりするようなことはあったか、あるいは全くなかったのか等についても大変関心がもたれるところです。
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