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2006-08-21 00:00
「東アジア・シンクタンク・ネットワーク(NEAT)」総会に期待する
山口 誠
大学生
「東アジア・シンクタンク・ネットワーク(NEAT)」の存在とその活動にはかねて関心をもっていましたが、今回貴評議会ホームページ上で「第17回政策本会議メモ」を拝見して、その総会がまさにこの8月末にクアラルンプールで開催されようとしており、日本からも貴評議会の派遣する代表団が参加することを知りました。このNEAT総会は、政府間の多国間協議のように、その結果が直ちに参加各国を拘束するようなことはないが、かといって完全に民間の会合でもなく、その結果は参加各国の首脳会談にも影響をあたえるという特別の意味をもつものであることを理解しました。そうであれば東アジアの連携を進めていく上で必要とされながら、政府間では合意に踏み切れないでいる問題について、活発に議論し、関係政府に直言することを希望したいと思います。
来年はASEAN+3首脳会議の十周年にあたり、そこで東アジア共同体をめざす今後10年間のロードマップとして「東アジア協力に関する共同声明」が出される予定だと聞いております。「第17回政策本会議メモ」のなかでも、「日本はNEATをつうじてこの共同声明の理念形成に貢献せよ」との発言が見られましたが、まったく同感です。総論的議論として理念形成(民主主義や人権などの実現)の問題を取り上げると同時に、各論として第一トラックの政府間協議だけではなかなか踏み出せない問題、たとえば安全保障に繋がりうる問題(国境を越えて行なわれる武器、麻薬、人身売買などの防止、 台風、津波などの自然災害への共同対処など)をNEAT総会の総意として、関係国政府に訴えてほしいと思います。今回のNEAT総会が東アジアの連携を進める生産的な成果につながることを期待してやみません。
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