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2006-08-18 00:00
NEATクアラルンプール総会での日本代表団の貢献に期待する
秋月敬吾
政治研究所研究員
貴評議会のホームページ(HP)上で、8月10日に開催された貴評議会の第17回政策本会議の概要を承知しました。「東アジア・シンクタンク・ネットワーク(NEAT)」の本年度の年次総会が8月末にクアラルンプールで開催される由で、それに出席する日本代表団の対処方針はこのようにして決められるのかと、政策本会議メモ「NEATクアラルンプール総会への対処方針を審議する」を興味深く読ませていただきました。政策本会議の議論には評議会の議員だけでなく、外務、財務、経産各省関係者も参加し、文字通りオール・ジャパンの白熱した議論が、高い次元で、しかも専門の知識を踏まえて展開されていたのが印象的でした。
明年はASEAN+3設立10周年の記念すべき年ですが、その際サミットで発出が見込まれる「第2回共同声明」は東アジア共同体を目指すつぎの10年間のロードマップとなりそうです。本年のNEATクアラルンプール総会で採択される「政策提言」は、この「第2回共同声明」に影響をあたえる重要文書の一つであるとのことですが、しかりとすれば、これに臨む日本代表団の責任もまた重いと言わざるを得ません。昨年8月開催されましたNEAT東京総会の「政策提言」は、日本代表団の強力なイニシアティブによって東アジア共同体の目指すべき理念、原理、原則を明確に打ち出していましたが、この橋頭堡が失われることのないよう、これを再確認し、さらに強化、発展させるよう期待したいと思います。NEATクアラルンプール総会の結果を早い機会に貴HPにて承知したいものと思っています。
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