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2006-07-26 00:00
東アジアのアイデンティティについて
飯塚 さやか
大学院生
東アジアのアイデンティティとは一体何なのか。「儒教的思想」や「集団性」などがそうである、と時々聞かされるが、そのような言葉に簡単には収まりきらない「多様性」を持つのが東アジア地域だ。「政策報告書『東アジア共同体構想の現状、背景と日本の国家戦』の中で述べられているように、言語、宗教だけをとっても数多くの種類が混在している。東アジアにおいて、EUのような共通したアイデンティティについて述べることは不可能に感じる。
この地域においては、共通の「脅威」、「利益」、「目的」を持ち、それに関して協力関係を長期的、継続的に発展させていく中で、アイデンティティが「育まれる」のだろうと考える。それを最初から設定し、強制することは、無理であろうし、危険でもあると考える。それは、東アジアの地域を固定化した観点で見ることになるし、多様性を否定することにもつながりかねないからだ。
ただ、他の地域と比較した上で、現在東アジア地域がもつ「独自性」といえば、先にも述べたが、「多様性」である。「多様性を認識し、尊重する」ことを東アジアのアイデンティティを育てていく上での基盤とすべきであると考える。
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