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2012-04-20 00:00
官僚に呪縛されない政治をどう構築するか
田村 秀男
ジャーナリスト
小生は特に官僚とか、特定の階層に幻想を抱かないのですが、それにしても、国家のGDPの過半を牛耳る官僚が自身の既得権益や利権拡張動機で政策を弄するとは、共産党支配の中国を笑えませんね。
かの国は、共産党独裁で利権が当たり前、露骨で目立つので時折権力闘争の過程で一部が露にされメディアに報道される。日本では、顔の見えない官僚がメディアをマインドコントロールし、呪縛している。民主主義を逆手にとった官僚主導システムができ上がってしまった。
デフレで経済は成長できない、だから限られたパイをどう頂くか、というのが今の日本の官僚社会の最大関心事であり、自分たちのパイを小さくするような改革をすべてつぶし、増税しかないと言い張る。それが今回の消費増税騒ぎの真相なのです。
これは明らかに「亡国の道」あるいは国家の「死に至る病」とも言えましょう。成長に向け、指導層が全身全霊で奮闘する主要な国なら当たり前の行動が排除される。すると、官僚に呪縛されない政治をどう構築するかが課題になりますね。有権者の多くがその点に気付き始めたと思います。
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