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2006-06-26 00:00
オーストラリアなどの東アジア共同体入りは認めるべきでない
好岡孝
大学生
2004年に同志社大学での大使講座での事、ジョン・マッカーシー駐日オーストラリア大使は「オーストラリア人はアジアの一員」だと言った。そして「アジアの安全保障と繁栄は、オーストラリアの安全保障と繁栄に決定的な重要性を持ち、オーストラリア人の性質や構成に大きな影響を与えている」と続けた。また、2001年1月に小泉首相がシンガポールを訪ねた際に「オーストラリアは東アジア共同体の中心的一員である」と述べたことを示し、オーストラリアの東アジア共同体入りに大きな意欲を示した。
オーストラリアの輸出相手国上位10国のうち7割を東アジアが占め、輸入の47パーセントを同地域が占めていることからしても、アジアの安全保障と繁栄がオーストラリアの安全保障と繁栄にも大きな重要性を持つことは確かである。しかし、オーストラリアは東アジア共同体に参加すべきではないし、参加国としての資格には疑問を払拭することができない。仮に、オーストラリアが立憲君主制から共和制に移行したとして、潜在的な白豪主義がブラジル並みに低くなったとしても、東アジア共同体はウラル・アルタイ民族の平和でなければいけない。オーストラリアが東アジア共同体に参加することによって、日本がアメリカにかき回されている様に、ウラル・アルタイ民族たる東アジアがアングロ・サクソンたるオーストラリアによってかき回されないという保証はない。
過程の話だが、オーストラリアが東アジア共同体に参加すれば、もちろんニュージーランドも参加するだろうし、ニュージーランドの参加を交渉によって止めることが出来たとしても、オーストラリアは意識してもしなくてもニュージーランドと連携するだろうことは予想できる。
また、オーストラリアの参加を認めれば、次はロシアの参加も認めなければいけなくなる。そうなればアメリカも黙ってはいないだろう。仮にアメリカが、オーストラリアの参加と日米同盟の強化を条件として参加しないことになったとしても、以上の状況では東アジア共同体は「東アジア」ではなくなる。これは私の意見だが、ロシアは、オブザーバーとして参加しても、準加盟国として参加しても、天然資源を外交カードにして、すぐに正式加盟国に昇格するだろうから、最初から参加を認めるべきでない。
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