ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2011-07-04 00:00
現役経産官僚・古賀茂明氏の言動に異議あり
若林 洋介
学習塾経営
官僚の仕事は、時の政府(政権)を批判をすることではありません。現役経産官僚である古賀茂明氏の行動は、政府のためには、全く仕事をせずに、政治評論家として発言しており、大きな勘違いです。むしろ「みんなの党」から国会議員に立候補し、公務員改革に取り組むべきです。
民主国家の役割分担として、行政府(官僚機構)をチェックするのは、立法府の政治家(特に野党議員)の役割です。またマスコミ、ジャーナリズム、政治評論家などの役割です。そういう役割分担を無視して、権限を逸脱した行為を正当化することは、間違いであり、公務員の服務規程にも違反しています。「国のために行動している」と言っても、民主的手続きを経て正当に成立した政府の命令を拒否し、その政策を公然と批判する自由など、一公務員にはありません。
たとえば「日米安保条約は、国益に反するから反対だ」といって、外務省の一官僚が日米関係の事務を執行拒否する自由などありえません。自分の考えがどんなに国益にかなっていることを確信しているからと言って、一公務員が公然と政府の政策を批判することなどは、許されるべきではありません。
自分の分際をわきまえない国士気取りの古賀氏の言動は、社会人としての幼稚さを露呈していると言わざるをえません。むしろ、彼は、現役官僚の立場を最大限利用して、マスコミの注目を受け、いずれは退職する時が来ることを想定して、政治評論家、または国会議員への転身の布石を打っているとしか思えません。最近の日本政治のおかしさは、西岡参議院議長のように、審判役がプレイヤー気取りで発言したり、民主党の与党議員が野党の内閣不信任案に賛成したり、公然としたルール違反者が大手を振って行動している点にあります。これも政治の幼稚化現象の現れです。
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
東アジア共同体評議会