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2011-03-23 00:00
左翼思想から日本社会と福島原発を守ろう
四条 秀雄
不動産業
ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏が、彼の使命である「日本そのものの弾劾」をまたやっている。私は、青年期のある時期からこの国の文化の歪みについて違和感を抱き、今日まで考え続けてきたが、今回の福島原発事故の責任は、大江氏のような左翼活動家に半分はあると考えている。
左翼思想というのは、西洋文化に圧倒された非西洋知識人の「自国文化自傷行為」である、と私は考えている。大江氏のような知識人は、ひたすらに日本を糾弾し続け、非難し続ける。そして西洋人はそのような彼に栄誉を与える。私がノーベル賞を信用しなくなったのは、そういう構造を見たからだ。
今回の原発事故でも、そのような左翼思想の人々が東京電力を非難し、その心ない言葉は事故の復旧作業にあたる関係者たちに厚い心の隔壁を生じさせている。民主党のような左翼政党の下で今日のような災害が起きていることに、じゅうぶん留意する必要がある。このままでは、日本は壊滅的な被害を受けることになるであろう。
私は、日本のような文化においては、批判的思考は匿名文化の中で育つと思う。大江氏のような左翼活動家は、西洋の主体性をそのまま日本に移植できると考えているが、私は、そのような西洋の主体性は、日本人にとっては幻想であると考えている。日本においては、むしろ、匿名文化の中にこそ批判的精神は育つと考えている。私は、大江健三郎のような人が西洋から栄誉を与えられ、そのことを日本で評価されるという構造が、本当に悔しい。そんな世界だから、こんな事態を招いてしまうのだ、
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