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2010-12-27 00:00
欧米先進諸国に対する中国の根深い劣等感
河村 洋
NGOニュー・グローバル・アメリカ代表
去る12月24日付けの本欄への岡崎研究所の投稿「中国国内からの中国の外交政策への懸念」は、非常に重要な論点です。中国の今後を見通すためにも、しっかりと考えるべき課題です。この岡崎研究所の投稿を読んだうえで、『百家争鳴』および『百花斉放』での中国問題の議論に対し、私なりに問題提起させて頂ければと願っています。
中国の強気外交には、自信過剰の裏に欧米先進諸国への劣等感があるのではないかと思われますが、いかがでしょうか?G8とは一線を画そうという中国の外交姿勢が、それを暗示していると考えられます。すなわち、中国には、主要先進国と同じテーブルで世界の政治・経済の運営を話し合ってゆけるだけの「本当の自信」がないのではないでしょうか?
他の国々が、欧米に対してとっている態度と比較してみたいと思います。日本は列強文明国の一員という明治以来の伝統もあり、欧米主要国の会議に何の躊躇もなく列席しています。あれほど欧米と対立するロシアも、ピョートル大帝以来の西欧志向が示すのように、自らがG8の一員であることを当然視しています。さらに、韓国でさえも、OECD加盟の際には「我が国も先進国に仲間入りした」と気勢を挙げました。
中国には、こうした態度が殆ど見られません。おそらく、急激な経済成長による自信過剰と裏腹に、欧米そして日本に対する劣等感が複雑に絡み合っているのではないでしょうか?実際に「米中によるG2体制」などと言われると、最も狼狽したのが、他ならぬ中国の指導者達でした。中国の指導者や国民が欧米や日本にどれほどの劣等感を抱いているのかについて、ここでは私の仮説として皆様に問いかけたいと思います。
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