ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2010-11-21 00:00
自民党は、自衛隊を「政治利用」してはいけない。
若林 洋介
学習塾経営
昨年12月13日に自民党広報本部が主催した「小泉進次郎議員と共に自衛隊横須賀基地を見学するツアー」は、自衛隊の政治利用にはならないのか。「○○議員と共に国会を見学するツアー」とは、わけが違う。相手は「暴力装置」なのである。このことをマスコミは全く指摘せず、報道だけしているのは何事か。北沢防衛大臣も、懸念を表明すべきだ。
自衛隊自身の国民へのPR活動なら、自民党の政党活動とは別にやればいいではないか。政党とは、一定の政治理念に基づいて行動することを目的とした組織であり、自衛隊は、国民の生命と財産を守るための防衛組織である。全く目的が違っている。実態としても、参加者に対して谷垣自民党総裁のカレンダーを配布している以上、自民党の宣伝活動が主たる目的であることに間違いは無い。しかも、自衛隊横須賀基地内でのスピーチで、民主党政権批判を堂々とやっているではないか。
これでは、国家の機関としての自衛隊が、特定の政党(政治団体)の宣伝活動に協力していることになるではないか。訪問者の募集活動も自民党広報本部が行なっており、自民党建て直しのための、宣伝活動であることは明らかだ。自衛隊という国内最大の武力組織が、特定の政党(政治団体)の宣伝活動を支援するということの恐ろしさについて、どのマスコミも問題にしていないのは、フシ穴というほかないではないか。
自民党・小泉進次郎議員の自衛隊ツアーは、政治的中立性を謳(うた)う自衛隊法第61条違反であることは明白ではないか。マスコミ報道は、自民党のPR戦略に追随して便乗報道するばかりで、自衛隊法違反への言及がまったくなされていない。これもまことに不可思議というほかはない。
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
東アジア共同体評議会