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2006-05-18 00:00
「アジア太平洋戦争」ではどうですか?
堀田 毅
飲食店経営
吉田春樹氏から「どうしたらいいのでしょうか。この機会に、大勢の方々のご意見をおうかがいできればと思います」との呼びかけがありましたので、それに応えて、私は日本国際フォーラムのホームページの昨年8月12日付け「JFIRコラム」欄に掲載されている金子熊夫氏の論説「いつまでも『あの戦争』『先の大戦』では駄目」を紹介したいと思います。なかなかよく熟考された結論でしたので、くわしくは「JFIRコラム」欄で全文をお読み頂きたいと思いますが、さわりの部分だけ下記に紹介して、私の返信とさせて頂きます。
記
だからといって、いつまでも「あの戦争」とか「先の大戦」でよいはずがない。終戦60周年を機に統一的な呼称を正式決定すべきだ。では何と呼ぶべきか。20年近く前に日本国際政治学会で検討した時、10以上の呼称が挙げられた。いわく「太平洋戦争」「第2次世界大戦」「大東亜戦争」「日米戦争」「対米英蘭戦争」、「日中(15年)戦争」「アジア民族解放戦争」「(日本)帝国主義侵略戦争」等々。これらには一長一短があり、いずれも万人を納得させるものではない。中でも「第2次世界大戦」という呼称は、性格の異なるアジアとヨーロッパでの戦争を含んだもので、両者の相関関係を世界史的に把握するには便利であるが、どうも専門家以外の人々にはぴったりこない。そのほかの呼称についてもそれぞれ問題が多い。
そこで、この際是非提案したいのは、「太平洋戦争」と「大東亜戦争」を一緒にして、「アジア太平洋戦争」を正式の呼称にしたらどうかということである。これが日本だけでなく、戦争に関係したすべての国々に受け入れられる最大公約数的な呼称ではないだろうか。「アジア太平洋戦争」と呼ぶことによって、私たちは、あの戦争が朝鮮半島、中国大陸をはじめ、最終的には東はハワイから西はビルマ(現在ミャンマー)まで、北はモンゴル、東シベリアから南はニューギニアまで、つまりかつて「大東亜共栄圏」と呼ばれた広大な地域において行われた戦争を統一的に把握することができるのである。
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