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2010-06-15 00:00
「民主、単独過半数の勢い」をどう見る
花岡 信昭
拓殖大学大学院教授
民主党が完全に息を吹き返したようだ。産経の参院選情勢分析によれば、単独過半数に達する勢いだという。民主党が参院の過半数を単独で獲得するには、60議席必要だ。そこまで大勝利をおさめるということになる。「小鳩ダブル辞任」の効果がいかに大きかったかを示している。政治の世界、こういう「予期せぬ、おもしろいこと」があると、一気に関心を呼び、好感度が高まる。
その意味では、小沢氏も、鳩山氏も、党に対する貢献度は、絶大なものがあったというわけか。だが、鳩山政権が行き詰まったのは、「政治とカネ」の問題もさることながら、内外政策の遂行に破綻をきたしたからではなかったのか。
普天間移設で迷走を重ね、日米関係を最悪の状況にした。「子ども手当」は月2万6000円の公約が初年度は半額となり、来年度以降は「現物支給」となる方向だという。財政再建の道のりは、険しさを増す一方だ。そもそも、財源の確かな裏付けのないまま、ばらまき施策で国民の歓心を買おうとしたところに、政権の破綻要因があったのではなかったか。
そのあたりをもう一度、じっくりと考えたい。それにしても、小沢氏は、やはりたいした政治家だとうならざるを得ない。6月12日に記者団とともに熊野古道を散策し、気分一新、出直しを宣言した。これによって、なにやらこれまでの「非難ラッシュ」が、すべて消え去ったかのような印象を与えている。
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