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2009-11-13 00:00
アフガンへの5000億円支援は愚策
四条秀雄
不動産業
鳩山政権は、インド洋の給油支援を打ち切り、アフガニスタンの警官給与などに5年間で5000億円を投じると言っています。これは、本当に愚策だと思います。お金というのは債務、負債であり、会計的には、他方で資産を生み出すからこそ意味があります。
伝統的に日本の開発援助は、この原則を踏まえて、実施されてきました。「投下したお金」を「生きたお金」にすることが大切です。道路や電力などの基礎インフラに投下すれば、それは長期に渡って活用されます。社会が安定してきたなら、こんどは教育に資金を投じればよいのです。教育効果は、半世紀に渡り、人的資産となって現れます。投じた資金が生きるということです。つまり、日本の投じたお金は、生きた資産となって、生き続け、やがてその国の資本になります。
ところが、鳩山内閣は、まだ安定していないアフガニスタンに、警官の給与として5年間にわたり大金を投じるというのです。これでは、6年目に恨みを買うだけでしょう。そして何も残らないでしょう。お金をどぶに投ずるとは、このことです。
日本の伝統的な援助のやり方では、人的資産にお金を投じるのは、基礎インフラができて、社会が安定してからだったはずです。混乱したアフガンで、いま人にいくらお金を投じても、消費されるだけです。アフガニスタンにお金を投じるのは、まだ時期が早いと思います。混乱に収拾がついた後に、基礎インフラや、カンボジアでやったような新通貨への裏づけを与える形で、日本はお金を出すべきだと思います。
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