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2009-07-29 00:00
ジャン・モネからアジアへのメッセージ
近藤 健彦
明星大学教授
ジャン・モネをキーワードに、編集部のお薦めもあり、本欄に寄稿するようになって、早くも1年になる。私の好きなモネの語録は、次である。
「死なない限り、人は失うものはない。自分でダメだと思わない限り、人はダメになることはない。頂上にたどり着く直前が一番暗い」
私はモネの『回想録』を1970年代に刊行されてすぐに入手したが、これらの意味が分かるようになったのはごく最近のことである。モネに魅力があるのは第二次世界大戦で生死をかけているからである。
翻ってアジア共同体の議論は、いってみれば20世紀、第二次世界大戦の総決算で、もっと言えば21世紀における歴史のパラドックスである。21世紀のアジアを繁栄と平和に導くには長期的に、創造的で未来志向的な日中和解、できれば米国をインボルブしたアジア(太平洋)共同体を作らなければならない。それは20世紀にアジアに生をうけ、生き残っているものの歴史的責任で使命である。そうでないと、また20世紀に起こったようなことが繰り返されてしまう。第二次世界大戦のようなことが起こってしまう。これが私の読み取ったジャン・モネからのアジアへのメッセージである。
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