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2009-05-04 00:00
ジャン・モネを好きになりました
安西洋之
ビジネスプランナー
初めてこの政策掲示板「百家争鳴」欄に投稿します。明星大学教授の近藤健彦さんが4月16日付けの本欄への投稿「求められる戦争体験の相対化」で、ジャン・モネの『回顧録』(1976年)を翻訳された苦労話をしておられます。私も、近藤さんの訳されたモネの本を読みました。大変、面白かったです。出版いただき、ありがとうございました。そしてネットで感想を読もうと探して、ここに辿り着きました。どうも私が読書中に書いたメモが、近藤さんのお目にとまり、憤慨されたようで、大変失礼しました。このまま逃げることも可能ですが、私の本意ではないので、コメントさせていただきます。
まず、ジャン・モネほどの人間の『回顧録』の翻訳が2008年になるまで出版されなかったことが驚きでした。とっくにこういう本は日本の書店に並んでいるとばかり思い込んでいました。1月に帰国した際、たまたま新宿の紀伊国屋でみつけ、買い求めました。もちろん面白いだろうと思って買ったのですが、予想以上でした。「それぞれの段階でのモネの思考に思いを馳せると、なかなか次のページが捲れない・・・」というのが、メモを書いたときの私の心境でした。
「共通利益を探る」というのは、誰にでも発想のベースとしてありますが、その徹底度が、モネは凄かったのだろうと思います。優れたビジネスマンであることが、そしてモラルの優位性をキープすることにこだわることが、大きなプロジェクトを完遂するためのキーであることを認識させてくれました。色々と批判はあるでしょうが、おかげさまで、私はモネという人間を好きになりました。
近藤さんがお読みになられたであろうブログとは別に、私は「ヨーロッパ文化部ノート」というブログも書いています。「欧州とビジネスする場合に必要な文化的理解とは何かを、どう提示していくか?」 について書いています。http://european-culture-note.blogspot.com/ というブログです。これからモネの思考方法や行動パターンを紹介していこうと思っています。今月末に六本木で行う私の講演でも、ヨーロッパ文化を理解する推薦図書として、貴著を紹介することにしました。あらためて出版にお礼申し上げます。
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